トピックス

浜松市西区 イタリアンレストラン キッチンルーチェ(Kitchen luce)

2020.08.26category:ヒストリアルインタビュー

ずっと好きでいられる、自分らしいお店のかたち

大阪や東京、イタリアなど、20年ほど飲食業界で働いていました。都会での仕事や生活は楽しかったですが、どこか疲れてしまうところもあって。山梨県に住む友だちを訪ねたとき、田舎ののんびりとした雰囲気に触れたことで、浜松に戻ってお店でもしようかなと考えるように。いろいろと悩み、実家の畑に店を構え、イタリアンレストランを始めることを決めました。

エコーアートさんを知ったのは姉の紹介でした。姉は布作家としてエコーアートさんが主催する「雑貨展」に出店したこともあり、スタッフの方とも親しくしていました。見学会に参加した感想は、「かわいらしい家を建てる工務店さんだな」というもの。

ホームページの写真だけでは分からない、素材の風合いや質感も好みでしたし、「アンティーク」「シンプルで、ナチュラルなデザイン」という私の希望にもぴったり。小さな工務店さんならではのアットホームな雰囲気や、スタッフさんの人柄にもひかれ、他社を比較することなく、思い切ってお願いすることにしました。

人とお店が寄りそうようなデザイン使い勝手に大満足

カチッとしたお店というよりも、家の延長上にあるような、リラックスして食事を楽しめるお店が理想でした。こちらのイメージを伝えたり、社長さんと一緒に気になるお店を訪問したりしましたが、細かな部分はプロにお任せ。白い塗り壁に映える青色の扉、あめ色になったアンティーク調の床、ニュアンスのある3種類の白色の板を組み合わせたカウンター、モルタル仕上げのモダンなトイレなど、店内のどこも大満足の仕上がりになりました。

お客さまからの評判も上々で、特に小さなお子さま連れのママから人気な個室は、エコーアートさんの提案でした。新築の家を建てることが多いエコーアートさんだから、子育て世代のお客さまも多く、どんなお店だったら来店したいか、何があったらうれしいかなど、いろいろとヒアリングしてくださったようです。

また、社長さんが不動産会社の方などに飲食店経営の相談をしてくれたようで、客単価と回転数を考えると席数はこれくらい必要など、あれこれアドバイスしてくださり、まるで共同経営者みたいで心強かったです(笑)。ずっと東京暮らしだったから、地元に人脈がなく、いろいろな方を紹介してくださったのはとても助かりました。

キッチンルーチェのランチメニュー

座面下が収納になったベンチシートやテーブル席を造作してもらいました。コストを抑えられただけでなく、お店の雰囲気にもぴったりですし、使い勝手もいいですね。天井の梁(はり)を止める金属ボルト1本1本を黒く塗装したり、一枚板のカウンターの角を何度も削って丸くしたり、プロならではの丁寧な仕事に、同じものを作る職人として頭が下がります。

自分の価値観を投影したお店でさらに新しい夢にチャレンジ

定休日でも仕込みや雑務といった大変なこともありますが、料理がおいしいと言ってくださったり、常連さんが増えたりするのがうれしいですし、やりがいにつながっています。お店の一角で地元のハンドメイド作家さんの商品の販売も始めました。他にも、ピアノを弾きながら行う読み聞かせや、ハーモニカコンサートといったイベントも開催しています。

お店を始めたからこそ出会えた人とのつながりは、大切な宝物です。新鮮な食材、まちの雰囲気、人のあたたかさなど、浜松にUターンして気づいた地元の魅力をお店や料理を通じて伝えられたらいいなと思っています。そんな新しい夢が生まれたのも、きっとお店を始めたからですね。

家づくりも同じだと思いますが、自分の夢や憧れを叶えるためには、誰と一緒にするかがとても大事。好きなものに囲まれて、地元の新鮮な食材を使った料理を振る舞えることが、なによりの幸せです。理想のお店を実現してくれたエコーアートさんは、初めてのお店経営をそっと応援してくれる大切な存在です。

キッチンルーチェのオーナーシェフ 村上さん
この記事をシェアする:
この記事のカテゴリー:ヒストリアルインタビュー