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2024.07.15

エアコンの誤解

こんにちは!

毎日、ムシムシが続き、今週中頃からはきっと快晴…

エアコンが必須だと思っている

エコーアートの袴田です(>_<)

きっと皆さんも、エアコンは必須と思われていますよね。

昼も夜も。。。

僕は…昼間はエアコンを使いますが、実は寝るときは使いません。

エアコンの中で寝ると、翌日の暑さに体が付いていかなくなって

体調不良になってしまうときがあるので。

寝るときは、絶対に熱帯夜でもエアコンを使わないんですよ!

学生時代にテニスをやっていた頃は、エアコンは大敵でしたから(笑)

あっ、大学の寮にはエアコンはありませんでしたけど( ゚Д゚)







ということで、前振りが長くなりましたが…

本日はエアコンのことについて書いていきたいと思います!

まず、エアコンの1番多い誤解について書いておきます。

エアコンには○畳用などの表記がどのエアコンにも必ずされています

22エアコン(6畳用)、24エアコン(8畳用)などの表記に

なっている可能性もあります。

実は、この広さを記載している通りのエアコンを採用すると…

絶対的に良くありません。

○畳用エアコンと記載のあるものは、無断熱の時が基準となっています。

ですから、例えば6畳の寝室に6畳用エアコンは過剰なものに

なってしまうわけです。

ここには、家の断熱性能が関わってきます!

現在、建てられている住宅は、高性能になっている家がとても多いです。

ですから、20畳エアコンや24畳エアコンというのは

ほぼ使いません(笑)

ただ…家電量販店やエアコン屋さんに確認すると

部屋の広さ分だけの畳数用エアコンは必要だと言われます。

これは、完全な間違いなのでお気を付けくださいね。







では、今の断熱性能の住宅に対して、どの大きさのエアコンが適正なのか

についてお話しましょう。

結論は…分かりません(笑)

と言いますか、その家の断熱性能とエアコンの性能によって異なります。

例えば、Ua値(家の断熱性能を表す数値)が、0.6の場合と0.46の場合では

選定するエアコンが変わってきます。

エアコンも、三菱のもの、ダイキンのもの、パナソニックのもの、他のメーカーのもの

によっても、また各メーカーのグレードによっても性能値が変わってきます。

ちなみに、エアコンの性能を表記は、区分(い)、区分(ろ)、区分(は)で表されます。

区分(い)が最も良くて、区分(は)が最も性能値が悪いものになりますが…

物の高性能化が進んている現代、区分(は)のエアコンでも問題なく使えます♪

イメージは…車を思い浮かべてください。

プリウスが燃費が良いのはご存知だと思いますが

現代では、その他の車も格段に燃費がいいですよね。

エアコンも、全く同じイメージなのです。







では、その家によって適正なエアコンの大きさを求めるには

どのようにしたら良いか?

答えは、計算するしかありません。

部屋の容積を出して、エアコンの定格冷房エネルギーと定格暖房エネルギーを

比較するのです。

エアコンは、各機種によって冷房時と暖房時で発揮する性能が異なりますので

注意が必要です。

ここでは、計算方法は割愛しますが、計算で適正エアコンを導き出せることは

頭の片隅に置いてくださいね。







最後に、高性能な家に対してリビングに20畳用エアコンを付けたら

どうなるのか?というお話をします。

エアコンの効率が下がる(燃費が悪くなる)ということになります。

=少しですが電気代に影響が出てくると思います。

ちなみに、エコーアートの家は吹き抜けなど造り、空気が各居室に

行き渡らせることができる間取ですと、計算上は8~10畳用エアコン1台で

家中をまかなえる計算になります。

ただ、夏場と冬場でもエアコンの使い方は異なりますし

ご主人様と奥様では体感温度も全く変わってきます。

何が正解かは、各ご家族によって異なりますが

汎用性を持たせるのが良いのかなとも思いますね。







最後に、どうしようもないことを書きます(>_<)

子供部屋などの居室は、1番小さいエアコン(6畳用)と部屋の広さがほぼ同じです。

先ほど言いましたように、効率が下がってしまわざるをえない状況。

ここは、エアコンの室温設定や風量などで調整して頂くことが良いでしょう。

何度かブログでも書いておりますが、100点満点というものはありません。

土地探しでも、家づくりにおいても。







本日は、エアコンのことについて書いてみました。

難しい部分もあるかと思いますが、知識として頭の片隅に

置いて頂ければと思います!

暑い夏がすぐそこまで来ています。

今年は、エアコンに対する見方を少し変えて

夏をお過ごしくださいね。