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2024.03.02
誰と家づくりをするかで…
こんにちは!
気付かなかったのですが、既に3月ということで
驚きが隠せないエコーアートの袴田です(>_<)
この時期になると必ず思うことがあります。
あと数日で1日中、ラジオでレミオロメンの「3月9日」が流れるという日…
レミオロメン好きの僕からすると良い日であります♪
学生時代にレミオロメンを車で流しまくっていたので
学生時代のことをよく思い出すんですよ!
いろいろあった学生時代…これはブログでは書けない(笑)
本日は、誰と家づくりをするかによって
大きく人生が変わってしまう可能性があるかもしれないという
ちょっと大それたお話をします。
否定的なブログになってしまうかもしれませんが
家づくりをお考えの方に、少しでもお役に立てる内容になればと思い
できるだけ、角が立たないように頑張って書きますので
最後までご覧頂けると嬉しいです。
現在、工事中の袋井市の注文住宅の現場があります。
こちら上棟時の写真。。。
よく考えたら、外観の工事中写真を撮れていませんでした(>_<)
と言っても、足場シートに囲まれているので、分かりませんけどね(笑)
この現場の近くには、建売住宅が建築中でして…
先日は、大手ハウスメーカーの家が着工しました!
建売はともかく…大手ハウスメーカーの家は
やはり同業者として気になるので、チラ見しに行きます(笑)
そこで感じたこと。
GLが低い。。。
GL=グランドライン=地面の高さ。
これから新築で家を建てるのに…周囲の家より低い感じがします。
道路から20cm上がったくらいでしょうか。。。
周囲の家は40cm~50cmくらい上げているのに。
ちなみに、エコーアートで建築中のこちらのお宅は55cm
地面を上げて、GL設定しています。
仮に30歳の方が家を建てるとすると…
あと50年は、そこに住むことになります。
50年間のうちに、必ず大きなことはどこでも起こりうること。
浸水被害に合わないためにも、最初に地盤を高く設定しておくのが
1番安価に、安心して暮らすことができます。
初期費用は掛かってしまいますが、床上浸水や車が浸かってしまったことを
考えると、初期費用としては数倍安くすみます。
この20~30cmの差で、家の今後が大きく変わってしまう可能性があるのです。
いや、人生が変わってしまうかも。。。
では、なぜ大手ハウスメーカーの家の地面は低いのか?
そこには、さまざまな複合的な要素が絡み合って
そうなってしまった要因があります。
元ハウスメーカーで営業をやっていた僕の経験から
考えられる理由がいくつかあるので、考察してみましょう。
理由① 営業マンが契約したかったから。
お客様の立場からすると、1番悲しいお話。
大手ハウスメーカーの営業マンは、常にノルマに追われています。
3カ月契約が0だと、会社で吊るし上げられるレベル。
いや…クビかも。
営業マンは、成果を上げて会社に貢献できるもの。
成果を上げられない=給料ドロボーだと当時は言われていました(>_<)
だから、契約が欲しいというのが営業マンの心情。
そして、家づくりを考えるどんなお客様にもご予算があります。
ご予算を加味しつつ、お客様も他社のハウスメーカーも検討されます。
少しでも安く、少しでも気に入った間取りで、気に入った仕様で。。。
お客様は、家のことしか考えられない状態に陥ります。
一生に一度の家づくりなので、当然のこと。
私も、お客様の気持ちは理解できます。
そんな心理状態の時に…
「150万円~200万円ほど掛かってしまいそうですが
地盤をもっと高くしましょう」
と言われると、どうでしょう。
他社で、そんなこと言われなかった…となり
信用を失い、契約を頂けない事態になることが想像できます。
営業マンからすると、契約が取れないことは本末転倒。
お客様からすると、ハウスメーカを選ぶ立場にある上
地盤の高さの設定がそこまで費用を掛ける意味を理解していないのに
費用を掛けることを進められて、信用できない…となり
ここでミスマッチが生まれてしまう。。。
ですから、ご予算内で地盤を20cmくらい上げて…
ということが何となく想像できる感じでしょうか。
真剣に考えた上での、お客様の家の今後のことまで
考えた提案ができない状態にあるのだと思います。
理由② そもそも地面の高さ設定を重要視していない。
これは、知識不足と言いますか、リスク管理自体が
できていない。
自然を甘く見過ぎているということ。
ハザードマップくらいはチラッと見るかもしれませんが…
国土地理院の地図の存在は、恐らく知らないでしょう。
床上浸水などした場合、100万、200万では済まないことがほとんど。
ましてや、床上浸水するくらいだと、車もほぼダメになってしまう高さ。。。
この時点で、とんでもない出費です。
しかも、多くの方が住宅ローンを支払いながらの出費。
でしたら、先に初期投資して地盤を高く設定しておいた方が…
という話になってくるのですが。
地盤の高さの話では、お客様の価値観も関わってくるところ。
ですから、ハウスメーカーの営業マンも伝えにくいから…
失注に繋がっては嫌だから、極力伝えない。
契約後に、ちょろっと伝えて、気持ち地盤を上げる程度に
なってしまうのではないでしょうか。
過去のブログにも書きましたが…
エコーアートでは、何度かこの地盤の高さの話で失注した過去があります。
それでも、お客様の家を建てた後のことを考えて
エコーアートでは、地盤の高さのご提案をし続けています。
ちなみに…夏頃に着工させて頂くお宅は、前面道路から1m
地盤を高く設定します!
どこまで費用をかけるのが望ましいのか?
リスクを考えて、信頼できる家づくりのパートナーと
一緒になってしっかり検討することが大切です。