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2022.12.14
現場監督の仕事①
こんにちは!
寒さが増して、げんなりしているエコーアートの袴田です(>_<)
気温的には下がってはいるものの、そこまで寒くはないのですが…
爆風が吹き付けるせいで、体感温度がヤバいです(>_<)
これが、この地方特有の遠州のからっ風ってやつですね。
今日は、そんな時に限って建物の日陰で確認作業しました。
風に煽られ、夕方だったため時間にも追われ、ガクブル凍えながら…
悪条件が重なる中、確認作業しました!
さて、本日の内容は「現場監督の仕事」について。
現場監督って、やることが結構たくさんあるのですが…
今日は、その中の小さな1つを紹介します♪
その前に、現在の現場の様子から!
ガレージのあるかわいい家の現在の外観!
大きすぎるな~これは(笑)
塗り壁仕上げの下地のサイディングと呼ばれる厚み14㎜の板を、昨日張り終えました。
あぁー張り終えたから良かった♪
で終わってはダメ。
そこからが、現場監督の仕事!
このサイディングと呼ばれる板は、施工要領書により、施工方法が決まっています。
ほとんどの建材に施工要領書は存在し、その通りに施工しましょう。
という取扱説明書と同等のものになります。
その施工要領書には、サイディングは、縦に3本ステンレス釘(長さ45㎜以上)留めすること
と記載があります。
ということで、サイディングを張っている全ての釘の全数チェックです(^0^)
青い四角で囲ったように、縦に3本釘が止まっているか確認するのです。
ちなみに、釘が打っていないとどうなるか?
構造的には全く問題はないのですが、塗り壁にクラック(ひび割れ)
が起こる可能性があります。
塗り壁の仕上げ材を施工する前に、ベースコートという下塗りをするのですが…
水とベースコートの材料を攪拌(かくはん)するため、結構な水分をサイディングに含ませることになります。
サイディングは水分を含むと反ります。
釘でしっかり留まっていれば問題ありません。
こうして、クラック(ひび割れ)が起こるのです。
現場をグルっとみて回った結果、施工要領書通りにはできていました!
しかし、僕の個人的な感覚的に少し不安だと感じた箇所があったので
釘を増し打ちしてきました!
赤〇で囲った部分に増し打ちしたいです。の絵。
窓の絡みがある部分ですね。
赤矢印の部分の釘を打ちたしました。
ここから、サイディングが浮いてくる可能性も0ではないと思ったからです。
ちなみに…
サイディングは、上の写真の青いシートの上の木の部分に打たれています。
この木の部分を胴縁(どうぶち)と言い、空気が流れる通気層の役割を果たすため
設けられた部材です。
サイディングの釘を増し打ちするということは、この胴縁がどこに入っているか把握していなければ打てません。
その辺りは、僕が胴縁の図面を書いているので把握しているのですが。
ここにも、打ち増ししたいなと思い、写真を撮りながら試みてみました(笑)
うーん、この状態は既にヤラセ写真です(笑)
これ、釘を少し打ち込んで、ゲンノウを左手で持ってる状態です。
僕は右利きなので、左手でゲンノウは打てません( ゚Д゚)
ヤラセ写真はさておき、普通に打ち込み完了♪
ヘラヘラ打っていると、窓を叩いてしまう可能性も0ではないので
集中して行いました!
エコーアートでは、サイディングの上に塗り壁を施工しますが…
他の工法もあります!
工法によって、施工の仕方も変わってきますので、都度マニュアルを読むことが必須になります。
また、外壁がガルバリウム鋼板になると、全く施工方法も違います。
知識を増やし、都度対応していくことが求められる業種だと思います。
現場監督の良し悪しで、現場は良くも悪くもなります。
今日は、そんな現場監督の仕事の話①を書いてみました♪