Staff Blog

2025.10.01

柱の直下には…

こんにちは!

本日、虹を見て、健やかな気持ちになったエコーアートの袴田です(^0^)

車で走っていたら、スマホを横向きにして前方の上を向けて自転車に乗っているJKがいたんですよ!

危ないし~とか思って、何を見ているのか?

とちょっと振り返ったら…大きな虹があったんですよね♪

車通りがほぼ皆無な道を走っていたので、車を停めてパシャリ!

JKありがとよ!







現在、基礎工事中のかわいいアパート・ペールローズですが

基礎の鉄筋が組み終わり(配筋工事と言います。)、明日、土間部分のコンクリート打設

を行います!

これが本日の現場の様子。

準備に来ていた基礎屋さんに車をどかせてもらい写真を撮りました。

基礎屋さん、ありがとうございました。

この基礎の配筋工事の後に行う大事な工事が1つだけあります。

それは…配管工事です。

配管工事とは、床下を通して施工するライフラインに必須な水やお湯、それらの排水管を

仕込む工事のこと。

専門用語では、配管の逃げ工事などと呼ばれます。

コンクリートの打設後では、配管を入れることが事実上不可能なので

コンクリート打設前に基礎部分に関わるところのみ配管工事を施工しておきます。

こんな感じでパイプを通しておきます。ということ。

はて、この写真…パイプの下に赤いスプレーが吹いてあるのが分かりますか?

この配管の逃げ工事は、昨日行ったのですが…

昨日、この配管逃げ工事を行う前に、水道屋さんと僕とで配管の逃げ(スリーブ)を

入れる位置の確認をした際に吹いた赤いスプレーです。

この赤いスプレーを吹いた位置にスリーブを入れてね…という意味のスプレー!

なぜ、このスプレーを吹いて打ち合わせをするかと言いますと…

配管(スリーブ)がくる位置と柱がくる位置が重なる、もしくは柱に近いと

上から伝わってきた力が基礎に伝わるのですが、そこにスリーブがきていると

スリーブは空洞のため、断面欠損になるわけで…建物によろしくありません。

水道屋さんは、どこに柱がくるなど分かっていませんし、そこまで考える水道屋さんは

全国的に見ても、ほぼ皆無だと思います。

原始的ですが、現場で膝を突き合わせて、ここは通さないで欲しい

ここはスリーブを入れていいなど、打ち合わせをした結果が赤いスプレーなのです。

これを準備して…

こんな感じで、スプレーを吹くわけです!

ちなみに、このスプレーを吹くまでは、職人さんと僕で

現場で、あーでもないこーでもないと言って、結構時間をかけていますw

シューっとスプレー拭いて終わりやろ?って思いますよね。。。

実は、このアパートのスプレーを吹き終わるまで、1時間半ほど掛かっています( ゚Д゚)

お陰で、次の設計事務所の方との打ち合わせにはちょっと遅刻w

スリーブは、断面欠損があるためパイプ周りのひし形の出来合いの補強筋を入れて

しっかり補強します。

ちなみに、この補強筋を入れる明確な基準はありませんw

基礎の高さの1/3を超える場合は、補強筋が必須なのですが…

こちらのようなVU75(直径9cm弱)のようなスリーブの補強筋は

グレーゾーン…設計者判断による的な文言が書かれています(*‘∀‘)

法改正があって、厳しくなったんだったらそこまで明確にして欲しいものです。

他の事象でも、グレーゾーンって結構ありますw

ちなみに、僕は安全側に考えたいので、直径9cm弱のスリーブでも補強筋は入れる派です!







ブログのタイトルにもありますように、柱の直下には配管のスリーブはこないように

避けた位置(柱直下から可能な限り離れた位置)に配置しています。

実は、ここまで考えてスリーブを入れている住宅会社は少ないと思いますよ。

エコーアートでは、柱の直下だけでなく…

力が掛かりそうな柱から遠ざけた位置にスリーブを入れるようにしています。

さて、明日はコンクリート打設です!

配筋が見えなくなってしまう日w

第3者機関による配筋検査、自社の配筋検査も終わり、写真もバッチリ撮りました!

しかし、アパートは水廻りが多いため配管が多いし、何より家より大きい( ;∀;)

まだ、暑さも残り、コンクリート打設も大変ですが頑張っていきましょう♪