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2025.10.12

候補の土地を見つけた時は…

こんにちは!

家づくりにこだわって頂けると嬉しいエコーアートの袴田です(^0^)

逆にこだわって頂けないと、ちょっと悲しい気持ちになってしまいます(>_<)

普通の住宅会社とちょっと違うのかもw







本日は、一昨日のブログの最後に書いた内容について書いていきたいと思います。

タイトルにも分かりますように、「候補の土地を見つけた時は、どのように動けば良いか?」

ということについて書いていきます。

基本的には、候補の住宅会社の方に相談するがベターな答えです。

この時に、営業担当者の資質が問われることになるので…

候補の土地が見つかった場合は、「どんな家が建つのか?」だけではなく

下記に記載することを、営業担当者がしっかり説明してくれるかを確認しましょう。

①その土地のハザードマップについて(付近の川が氾濫した場合について)…豪雨ではないので注意のこと。

②氾濫時でも床上浸水しないような提案がされるかどうか?また、その費用についても。

③道が狭い等のその他諸々のデメリットについての教授。

④どの土地でも、間取りをやりましょうと進めてくるかどうか。

本当は、もっとたくさんあるのですが、大きく4つに絞りました。

では、1つずつ解説していきますね!

ちなみに、④が1番重要です。







①候補地のハザードマップについて。

まず、大前提として浜松市は10年程で川が氾濫したり、冠水したりで

全国的に見ても、ハザードマップがとても優秀に作られています。

スマホからでも、ピンポイントの場所まで見れるのでぜひご確認くださいね。

磐田市や袋井市、掛川市も浜松市ほど優秀なハザードマップではありませんが

ネット上でピンポイントの位置を確認できます。

この時の注意点としては、付近の川が氾濫して最大に被害が出ることを想定した

ハザードマップを見て頂きたいです。

ここでエピソードとして1つお話します。

今年、とあるお客様から「ここの土地いかがでしょうか?」と1本の連絡がありました。

見に行ってみると、川の横で…良い値段の土地でした。

打ち合わせ前にいろいろ調べてから、お客様とお会いしました。

お客様曰く「大手ハウスメーカーの営業担当者に紹介された土地で、大雨でも浸からない土地と言われました。」とのこと。

お客様も浸からない土地だと思い込んでいらっしゃいましたが…

ハザードマップを見ると、50cm~1mくらい浸かっていて…

その場でハザードマップをお客様と確認しました。

よくよく話を聞いてみると…令和4年10月にあった台風による大雨の浸水実績図の資料だったことが

分かりました。

ハザードマップの方が厳しいので安全側を見た方がいいですよね。

とお話しました。

大手ハウスメーカーの営業担当者は、ハザードマップのことを知っているはずだと思うのですが…。







次に②の「氾濫時でも床上浸水しないような提案がされるかどうか?」また、その費用についてもという内容。

①で話をしたハザードマップは参考にして頂きたいのですが…

浸かるからと言って、家が建てられないわけではありません。

浸からないように地面を高くして、車まで完璧に浸からない高さにすればそれはOKだと思います。

ご希望のエリア(例えばご実家の近く)が、全て浸水するエリアだった場合

どのようにするでしょうか。

他のエリアにしますか?

どこに住みたいか決めるのはお客様であり、一生そこで生活するのもお客様です。

そこについては、住宅会社側に決める権利はないと思います。

ただ、地面を高くするなどのご提案はさせて頂きますし、コンクリートの壁(へき)なども

造らなければいけないため、その費用についても説明はさせて頂いております。

また、床上浸水した場合や車が浸かってしまうと買い替えなければならず

膨大な費用が掛かってしまいます。

そこも含めてお話しています。







次に、③「道が狭い等のその他諸々のデメリットについての教授。」です。

可能な限りのメリットデメリットをお伝えしています。

ここで一言で言ってしまうのは、申し訳なしのですが…

100点満点の土地はこの世にはありません。

必ずデメリットがあります。

そのデメリットがご家族によって、大きい場合があれば小さい場合もあります。

ご家族によって、受け取り方が変わってくるのです。

ここでも1つエピソードをお話します。

先ほどとは別のお客様におっしゃられたこと。

実際に一緒に土地を見に行って分かったことですが…前面道路が4mよりも広い方が良いということ。

大きな車に乗られているお客様で…4m道路ですと、駐車する際に厳しいとのこと。

多くの方は、4mあればOKとなるはずですが…

そのお客様にとっては、「4m以上の広さの前面道路」は条件として優先順位が高いとのことでした。

土地探しって本当に難しいんですよ。







最後に④「どの土地でも、間取りをやりましょうと進めてくるかどうか」。

これが最も大事かもしれません。

1番営業担当の本心が出るところだと思います。

お客様からすると、どれがいい土地かイメージが湧かないと思います。

値段や土地の形状、通勤距離、学校までの距離などは分かります。

どんな家が建って、どんな間取りになって、駐車場スペースはどんなイメージか?

日当たりはどうか?なんて、分かりませんよね?

10年ほど前、こんな実話がありました。

1つの候補地を希望エリア内で希望の条件で見つけてきて

ここにどんな家ができますか?と、10社弱の会社に声をかけた方がいらっしゃいました。

ハウスメーカーから地元工務店までさまざまです。

ちなみに、その土地は3m道路のドン突きの土地で…

3m道路を入っていき、正面の行きどまりの部分が土地であるという

文字で書くとイメージしにくいけど、難しい土地でした。

写真はイメージです。

ドン突きの土地も狭く、バックで30mくらい入ってきて駐車するような条件。

どこの営業担当者も「何も言わず、間取りをやりましょう」と言ってきたそうです。

僕は…30mくらい毎日、ご夫妻ともバックで侵入するのですが大丈夫ですか?

バックの侵入が、1日複数回あるかもしれませんし、夜暗い中で、大雨の中バックしないと

いけないかもしれませんが大丈夫ですか?

僕がこの土地を買うかどうかと言ったら、申し訳ないですが買わないかもしれません。

ただ、車の運転にご夫妻で絶対の自信があるのであれば話は別ですが…。

とお伝えしました。

するとお客様は、この人なら信頼できる!と思って頂いたようで

今では、エコーアートのオーナーさんです(^0^)

オーナーさん曰く、他社の営業担当者は「自分が住むつもりで考えてなかった」と感じたそうです。

それよりも、間取りをやって契約をして…と先に進めることを考えているように見えたと

おっしゃっていたのでした。

一生住む家なので…営業担当者には、自分が住むつもりで一生懸命考えてもらいたいですよね。

④が1番大事と言ったのはここがポイントだからです!







①~④まで、僕の実体験をふまえて、ザっと書いてみました!

土地を決めるって、本当に難しいことなんですよ(゚Д゚;)

土地を買ったら、一生そこに住むわけですから。

そういえば、10年程前、浸水エリアで土地を購入すると言ってお越し頂いた方がいて…

私は、地盤を上げた方が良いと提案して、お金が高くなってしまって…

失注したことがありましたw

めっちゃ浸水するエリアで…最近は冠水することが珍しくなくなってきているので

今頃は、どんな気持ちでいるのかな~と思います。

浸水エリアにも関わらず、地盤を高くせず、そのままの高さで建築されていましたからね。。。

建てた住宅会社も、ちゃんとお客さんのこと考えてあげて欲しかったな~と思います。

その住宅会社も失注していたかもしれませんけど。。。

まぁ、ここもお客様の捉え方によって変わるのかなと思います。

うーん…土地を決めるって、正解がないので本当に難しい( ;∀;)







エコーアートでは、家へのこだわりはもちろんのこと、自然災害にも考えてこだわった

家づくりをしています。

こだわりすぎて、失注しちゃうくらいですw