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2023.03.27

境界杭って何?

こんにちは!

今日はサッカーだ♪と思っていて、調べたら明日で

気分↓↓なエコ―アートの袴田です(>_<)

一番、凹むパターンですよね(‘Д’)

今から見れる!って思っていたものが

明日だった時のあの気持ち。

あのガッカリする思いは、今後出来るだけ味わいたくないですね!

先日、地鎮祭を執り行いました磐田市の現場ですが

本日より、造成着工しました♪

造成工事とは、隣地との境にブロックを積んだり、盛土をしたり…

というのが一般的ですが、その辺りは

現場、現場で変わってくるもの。

こちらのお宅では、こんな工事からスタートしました!

手前道路から、車を敷地に乗り入れる計画をしているのですが…

敷地から土がこぼれないように、簡易的な土留めがあります。

この土留めは、道路より≒15㎝高くなっていまして

このままでは、こちら側から敷地に車が入ることが不可能。

ということで、この土留めを撤去しようと試みました♪

しかし、よーく土留めを見ると…

問題発生です(>_<)

そう…土留めを撤去してしまうと、境界杭も取れてなくなってしまうという。

道路側は、磐田市の所有物になるため

お客様と磐田市がそれぞれどこまでが範囲か

分からなくなってしまうのです。

隣地境界線(隣と隣の敷地)の境界杭は、取ってしまうと

裁判まで発展してしまい、大問題になってしまうこともあり得ますが…

道路との境界は、そこまで大問題になることはありません。

ちなみに、この土留めの敷地側に杭の位置があるので…

この土留めも磐田市の所有物になっています。

磐田市の所有物だけど、エコーアートで撤去するという不思議な工事(笑)

ちなみに、事前に磐田市道路河川課にて、承認申請をしているので

撤去することは、市役所より許可をもらっています。

〇で囲ってある部分は、お隣さんがほぼ同時に工事を

することになると伺っていまして。

同じように土留めを撤去する工事をするのですが…

きっと敷地と道路の境界のことは、気にしないと思われます。

その程度の話ですが…それでもハッキリしておいた方が万全だよね!

ということで、エコーアートでは念には念を入れて

撤去後に杭を入れました!

杭を入れる前に、撤去工事の様子からご覧ください!

このような形で、ユンボにて土留めを撤去しました!

重機の力は、やはりスゴイ♪

そして、何より早い。

あっという間に、撤去完了。

ただ、杭まわり(2カ所、境界杭がありました)は

撤去前に準備が必要です。

まずは、道具を使って、上の写真のような赤い線を出します。

地面に書けるような、赤いペンを事前に準備する必要あり。

仕事は段取り七分です。

その後は、念のため2カ所、目印になるようなポイントを取ります。

小さなコンクリート釘を目印にしました!

そして、その距離を測ります。

測った距離をメモしたもの。

汚い字ですいません。

これは、赤い線が万が一消えてしまっても

大丈夫なように行った予備的な作業です!

上の写真で、重要なのは「6503」と「4118」。

それと「110」と「115」も大切。

そして「6503」-「110」の位置と

「4118」-「115」の位置を正確に測り

先日購入しておいた杭を入れます。

十字の真ん中が、正確な境界の位置になります!

木が飼ってあるのは、側溝~杭の真ん中の寸法「110」や「115」を

正確に出すために、飼った飼物です。

これがあるとないでは、正確な寸法の位置出しに影響大!

そして、このまま土を埋め戻し…てはダメです。

しっかり、このコンクリート製の杭を固定しないと

土を埋め戻している最中に、絶対動いてしまいます(>_<)

だから、これを使って固定します。

既に、砂とセメントが配合されているので

水を入れて混ぜると、モルタルができるという優れモノ♪

水と練ると、こんな感じになります!

ちなみに、現場にはまだ水がないので

ポリ缶に入れて、2缶持参しました。

そして、上の写真のように杭の脚部分を

モルタルで根巻いてしまえば、杭は動かなくなります!

一晩このモルタルを乾かせば、完全に固まりますので

明日には埋め戻しても大丈夫です。

このように、所定の2カ所に杭が入っています!

土留めはキレイに撤去が完了しているので…

これから、敷地への乗り入れも簡単になります。

境界杭は、敷地の範囲を示す重要なもの。

多くのお宅に、境界杭はあるケースが多いのですが…

実際は、杭が入っていない場合も多々あります。

本日は、家づくりとは違う内容になりましたが

どのお宅にもある、境界線のお話でした!

「隣地境界線」「道路境界線」頭の片隅に置いておくと

何か役に立つことがあるかもしれません。