Staff Blog

2023.07.04

性能値はただの計算値

こんにちは!

初めてブログタイトルで悩んだ

エコーアートの袴田です!

やっぱり惹きつけることが大事ですからね♪

ちょっとネガティブ要素も含んだ

タイトルにしてみました!

今日は「現場ブログ」からタイトルの内容を

見ていきますね♪

昨今、家を建てられる方で多くの方が

住宅性能について、関心が高まっているように思います!

エコーアートでも、家づくり相談会に

いらしたお客様から

「耐震等級はどうですか?」

「UA値はいくつですか?」

「C値はいくつですか?」

とよく聞かれます。

浜松市の注文住宅会社の工務店のエコーアートが行う家づくり相談会の写真

数値を答えるのは簡単ですが…

みなさん、あまり意味を分からず

聞かれている印象を受けます(>_<)

恐らく、お客様の中で基準値があり

その数字を満たしていれば、OKかな

みたいな意味合いで、ご質問されているのかな?

と感じてしまいますが。

そうなんです…勝手に性能値の数字だけが

一人歩きをしているのが、今の状態だと思います(>_<)

数字を聞いて、本当にその性能の家ができていると

思いますか?

建築現場を知っている方なら

口を揃えて、NOと言うでしょう。

もちろん、私の答えもNOです!

現場は、そんなに簡単で甘いものではないから( ゚Д゚)

タイトルにもあります、「性能値はただの計算値」

であり、現場でしっかりした施工がなされて

初めて性能値が発揮されるのです!

例えば…現場にはこんな箇所が。。。

窓を中心とした写真ですが…

よく見ると窓廻りが少しあいているように見えませんか?

下記写真がアップで見たところ。

うーん…完全にあいていますね。これは。

窓の施工上、また窓廻りの納まり上

このような隙間はどうしても出来てしまいます(>_<)

1cm強のところもあれば

1cm弱の隙間のところもあります!

この隙間…どうします。

このまま、塞いでしますと…

気密性(C値)やUA値は、計算値よりも

ガタ落ちするでしょう。

ここ、どう処理しましょう…

となるわけです(-_-)

そこで活躍するのが、この子達!

得意のウレタンです(笑)

気密工事をする際に、隙間を埋めまわる時の

僕の友達(笑)

右側のウレタンは、1cm強の隙間でも

先端ノズルが入るのですが…

1cm弱の隙間になった時は、左側の黄色缶の

ウレタンを使います。

先端のノズルが細くなっており

狭いところでも入るんです♪

こんな感じで、隙間にノズルを入れて…発射♪

少しノズルからウレタンが出ているのが

お分かり頂けるでしょうか?

ウレタン完了後は、こんな感じになります。

時間が経つと、もっと手前に出てきて

厚みを確保できますよ♪

隙間の狭いところは、先ほども言ったように

この黄色缶のウレタンで!

これは、ほんの一例。

実際、現場では他の箇所でも、しっかり計算値と同じ

性能値を出すために、職人さんが

いろいろ苦労をしています。

逆を言えば、職人さんに苦労させず…

もしくは、知識がなければ、隙間をそのままにして

施工を進めていくことも十分にあり得ます!

何度か今日のブログで言っているように…

性能値はただの計算値です。

C値は測定できても、UA値は測定不可能。

UA値は、どうしても計算値になってしまいます。

計算値の原則は、当たり前にしっかり正しい施工

ができていることが前提条件。

当たり前のことを当たり前にやる職人さんの集団が

エコーアートの現場を造り上げます♪

数値も大事だけど、それだけにとらわれ過ぎず

どんな施工管理をしているのか?

この辺りも、確認しておくべきなのではないでしょうか?