Staff Blog

2023.06.08

尺貫法

こんにちは!

全仏オープン女子テニスで加藤未唯選手が

MIXダブルス優勝して、嬉しくなった

エコーアートの袴田です(>_<)

加藤選手は、女子ダブルスにも出場していたのですが

失格になるという事態に遭遇してしまって…

その理由が不遇すぎて、今テニス界では

世界的ニュースにまで発展している…

そんな状況の中、メンタル的に大変な状況を

乗り越えての優勝だったので、とてもすごいな(^0^)

と思いました!

僕も見習わないとな(*^_^*)

本日は、「尺貫法」(しゃっかんほう)について

お伝えしていこうと思います。

きっと、言葉では「尺貫法」って聞いたことや

見たことがおありだと思うのですが…

意味までは理解されている方は少ないのかなと

思い、ブログの題材に抜擢しました!

尺貫法とは、中国がもととなる日本古来の計量法。

尺=長さ、貫=質量が単位になるうもの。

現在、「尺貫法」を用いて取引を行うことは

禁止されているとのことですが…

建築現場では、今も良く使われています!

取引には使われていません…

大工さんとの会話で、よく使っているだけ(笑)

尺貫法は、建築で長さについて関係が深いので…

「尺」の部分をお伝えしていきますね(^0^)

単位のお話になりそうなのですが…

みなさん「一寸法師」という伽話を聞いたことがあると思います。

一寸法師って、生まれた時の身長はいくつか分かりますか?

そう、3cmで生まれたから、一寸法師と名付けられました!

この一寸は長さだったんですね!

1寸=3cmなのです。

厳密には、1寸=3cm3㎜=33㎜

今も建築現場では、大工さんが…

「ここは1寸くらいで出して納めようか~」

なんて、よく使われています。

お客さんが聞いてると、きっと「??」です( ;∀;)

他にも「尺(しゃく)」、「間(けん)」

という単位が、現場ではよく使われます。

1尺=30.3cm=303㎜

なんか、数字の3が絡んできましたね(笑)

これから、家づくりを考えていくと

必ずいつか家の図面を見ることになります。

その時に重要になってくるのが、この303㎜。

303㎜×3=909㎜≒910㎜…

建築図面に必ず出てくる「910㎜」と

繋がってしまいました。

日本の建材(住宅資材)は、910㎜巾で造られている

ものがとても多くて、それにはこんな

裏があったということなのです♪

ちなみに、910㎜×2=1820㎜=1間(けん)

となります!

1820㎜×910㎜=1畳にもなります♪

1820㎜×1820㎜=1坪=畳2枚分

いろいろ繋がってきますね。

坪単価とよく言いますが…

これは、畳2枚分の広さの家の単価を言います。

ちなみに、畳1枚=910㎜×1820㎜=1.6562㎡

LDKの面積:30㎡÷1.65㎡=18.18畳

何と、尺単位から現在のm単位

そして、日本人の基準である畳数にまで

変換することができてしまいました!

おもしろい♪

ちなみに、現場ではこんな言葉が飛び交っています!

「ここは1間(けん)半、飛んでいるから…」

=2730㎜スパンが飛んでいるとう意味(笑)

「ここは、尺5ピッチに入るから…」

=1尺5寸ピッチに入るから

→1尺5寸=303㎜+151.5㎜=454.5㎜≒455㎜

頭の中で「間、尺、寸」をcmや㎜に置き換える方に

時間が掛かり、会話が頭に入ってきませんね(笑)

これが慣れてくると、不思議とできるようになるのですが♪

上の写真は、スケールと呼ばれる道具でして

長さが測れるものになります!

スケールを使用すると下記写真のような感じ。

このスケールの上の数字は「間、尺、寸」単位。

下の数字は「m、cm、㎜」単位。

どちらも使えるように、便利な道具があるのです♪

しかも、単位と数字が精通している優れもの。

大工さんに「2尺7寸」と言われたら…

慌てて、このスケールで数字を調べれば

答え合わせがその場でできるという優れものです♪

いやいや、答え合わせは休憩中にして、仕事しましょう(*‘∀‘)