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2024.03.06
高い家と安い家の考え方の違い
こんにちは!
実は、読書が好きなエコーアートの袴田です(^0^)
このブログを書いている真横に、数冊のビジネス書があるのですが…
全く読めていないという。。。
4年くらい前は、月に1冊は読めていたのですが
仕事量が増えてからは、その時間が無くなってしまいました(>_<)
うーん、いろいろ考えものだな~。
本日は、物の考え方の目線を変えてみる…そんなブログです。
早速、本題へいきましょう。
家には、高価な家と安価な家があります。
ご購入されるお客様としては、
「出来る限り安価で良質で機能的でデザイン的にオシャレな家を欲しい」
と思われていることでしょう。
それは、家に限らずに物を購入する心理として当たり前のこと。
僕もそうですから。
しかし、恐らく生涯で1番高価な買い物である住宅という仕事に携わらせて頂き
下記のことを学びました。
「安価で良質で機能的でデザイン的にオシャレなモノは非常に少ない。」
安価で良質でかつ機能的なモノの一例には、ワークマンがあると思います。
これは、中国の閑散期に中国で大量生産しているから成せる技。
住宅業界にいる身としては、住宅において
安価で良質で機能的でデザイン的にオシャレなモノは存在しない。
そう思います。
住宅は、ニーズが多様化しているので大量生産はできませんから。
安価なものには、安価な理由があるし
同じく高価なものには、高価な理由があります!
住宅において、一例を挙げて見てみましょう。
分かりやすい対象として、建売と注文住宅で比べてみましょう。
建売は、注文住宅に比べて価格的にとても安価です。
1番ご購入を検討されている方に響く言い方をすると
メンテナンスに掛かる費用が、建売では一生涯で
とても多くの費用が掛かるということ。
例えば、建売ではコストを抑えた上で工事を完成させなければいけないという大前提があるので
屋根材や外壁材は、1番安価なもの=メンテナンス頻度が1番多いものを
採用しています!
これは、外観を見れば一目瞭然。
10~15年に1度、足場を組んで、屋根や外壁の塗装+外壁材の継ぎ目のコーキングの打ち替え
を約200万円~250万円ほど掛けてやる必要があります。
家を長持ちさせたければ、メンテナンス頻度は10~15年がベストでしょう。
それを4回やれば、800万円~1000万円掛かってしまう。。。
30歳で家を購入となれば、50年は住みたいですからね。
さらに、家の断熱性能や気密性能にも差があります。
毎月支払いのある光熱費…これの差額も1万円と仮定すると…
10年間で120万円の差額(>_<)
今は、光熱費が高いから、もっと差額があるかも。。。
それだったら、最初から注文住宅を考えた方が
生涯的にかかるお金としては、安く済むのではないでしょうか。
でも、最初の購入費用にしか目がいかない…これが落とし穴なんです。
ちなみに、このことは住宅会社同士を比較しようとする
注文住宅の場合でも起こりえます。
注文住宅同士で比較すると、必ず差額が出ます。
その正体も、断熱性能や気密性能などの性能面と標準仕様の違い。
構造的な仕様もあれば、設備的な仕様、デザイン的な仕様の違いまで
さまざまです。
ただ、意中の住宅会社を金額が高価だから…と辞めてしまうのは
一生に一度の家づくりとしては後悔に繋がります。
家の後悔は一生の後悔と言われますので、安易に決めず
しっかりご夫妻で話し合われて決めましょう!
かと言って、2社3社と家づくりの詳細まで話をすることは不可能なので
仕様や性能の話をしっかり聞くことが大事。
あとは、今の金額だけで考えるのではなく、一生涯を通して
家が安い買い物になるように…お客様ご自身が考え方を変えること。
エコーアートでは、できるだけメンテナンス費用が
掛からないように、長持ちする素材や建材を使うように
しています。
今、目に見える価格だけで比較せず、一生を通して
メンテナンス費用まで計算した上で、本当に高い家と本当に安い家を
検討して、価格に対する考え方と捉え方を再確認しましょう。
家は、高価な買い物の割にとても分かりにくいもの。
勉強するにしても、よく分からないですし…
よく分からないことを勉強するのも一苦労です。
では、何が大事か。
担当者の話をしっかり理解できるまで聞いて、消化すること。
分からないのに、そのままにせず、分かるまで理解しようとする
気持ちを持ったうえで、本当に信用できる担当者を見極めること。
ここが、最も重要なことだと思います。
毎日、楽しいブログを書くことも大切だと思いますが
たまには、パンチの効いたブログもありかなと思って書いてみました!
皆様の家づくりの参考になれば、幸いです(^0^)