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2025.11.04
床下がカビる?
こんにちは!
動物好きなエコーアートの袴田です(^0^)

ネコとか犬とか飼ってみたいんですけど…
飼ったことがなくて…憧れます。
あと、シカもかわいいなぁ~って思ってます!
奈良にでも行ってこようかなw
本日は、度々SNSでも見られる、床下のカビについてのお話です。
床下がカビる原因の1番の問題点は、実は工法にあります(>_<)
まずは、こちらをご覧ください。

こちらは、上棟時のかわいいアパート:ペールローズ(アパート名)の現場で撮った写真。
この木の上には、ベニヤを張られて、床下は40cm程の空間になります。
この40cmの空間の中で、水分が蒸発しようとするので…
結論、床下がカビてしまうのです(>_<)
また、基礎の下に防湿フィルムという湿気が上がってこない特殊なシートを施工しているのですが…
これも大きな要素であるとも思っています。
防湿フィルムがなければ、水はすぐに乾くのですが…
今度は、湿気が床下に入ってしまうので、防湿フィルム施工は必須なのですよ!
では、この水はいつ溜まったのか?
基礎工事が完了してから、上棟までの間に養生期間という必ず設けなければいけない
期間が、約2~3週間ほどあります。
コンクリートは、打設してから強度が出るまで時間が必要なのですよ。
この時間を設ける間には、必ず雨が降ります(>_<)
その際に溜まった水が、今回の基礎に溜まった水というわけです。

今回は、このバケツで2杯半の水を出しましたので…
約50Lの水をかき出しましたw
上棟後は、床下配管工事を行うため、ここは先に乾かしておく必要があると思ったため
上棟時に水を汲み取ったり、雑巾で拭いたりして乾かしました!
僕の経験からくる先読みの力が功を奏したわけですw
最初に工法が良くない的な話をしましたが…
これはどいうことかと言いますと

こちらは、ペールローズの土台敷が完了した時の写真。
この時、すでに雨が降った跡がありますよね(>_<)
土台材や柱、梁材などは、雨に濡れても乾かせば問題はありません!
逆にベニヤは濡らすとよくありません。
これが大前提なのですが…。
エコーアートの場合、上の写真で土台敷は完了でこの後、上棟を迎えるわけですが…

無料素材から写真を入手しましたw
床下がカビる最大の要因はこの写真の工法になりますので、下記をしっかりご覧ください。
上の写真は、土台敷をした後にすでにベニヤを施工しています。
柱などが建っていないので、これはまだ上棟前ですね。
上棟前の、土台敷の際に床断熱材を施工し、床ベニヤまで敷いてしまった感じです。
これは、プラットホーム工法と言い、床が先に張られるため
上棟時やその後の作業効率が良くなるということで、この工法が採用されることがあります。
今の主流は、このプラットホーム工法です(>_<)
上の写真では、ブルーシートが半分かけられていますが…
これは、おそらく前面にブルーシートが掛けられていたのでしょうけど
この状態で雨が降ると…全面にブルーシートを張っていたとしても
間違いなく床下までブルーシートをつたって水がいきます(>_<)
自然の力を甘くみてはいけませんw
しかも、床下は潜らないので、水が溜まっていることにさえ気付かないという。。。
この状態のまま、数カ月をおくと…床下がカビるというわけですね。
結論、雨が降らなければいい話なのですけど、今は突然強烈な雨が降ることがありますし
個人的には、この工法は怖いと思い、プラットホーム工法は採用したことはありません。
エコーアートでは、昔からずっと床ベニヤは上棟後に張っています。
上棟後、すぐに下記写真のように全体が囲われます。

仮に床下の基礎が濡れていたとしても、床を塞ぐまで1週間程度あります。
水をかき出してしまえば、基礎のコンクリート上の水はすぐ乾きますのでOK!
この状態でしたら、ほぼ雨は入ってきません。
一部、雨水が床下に入ってくるルートはありますが、既にその工事は手配済みなのでOK。
まだ、床を張る前なので目視もできるし、対処も可能です。
全てがクリアになってから、床の上にベニヤを敷きます。

別の現場の写真ですが…床断熱材を敷きその上にベニヤを施工します。
昔ながらの工法ですし、作業場上、少し大変ですが
エコーアートでは、上棟後に雨が入らない状態になってから床ベニヤを施工します。
これで床下のカビについても一安心というわけです♪
本日のブログは、こんなところで!
少し楽しくないブログかもしれませんねw
しっかり工事やってます~的なブログって、楽しくない内容になってしまうんですよw
ご容赦ください(>_<)
何か、楽しい題材を見つけなければ…
では次回ブログもお楽しみに~!