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2019.12.03
輸入住宅について
輸入住宅とは?
浜松市で輸入住宅を手掛けている工務店のエコーアートと申します。
家づくりについて考え始めると、輸入住宅という言葉を耳にするケースがあるのではないでしょうか?
輸入住宅とは、海外の設計思想やデザイン、資材(材料や素材)を使って建てた家のことを言います。
輸入住宅とは言葉でいうものの、現在では多くの輸入住宅が日本で建てられているのが現実です。
例えば…北欧スタイル、カリフォルニアスタイル、ブルックリンスタイル、フレンチスタイル、ドイツスタイル、デンマークスタイル、スパニッシュスタイル、北米スタイル…
最近では、インスタグラムでよく拝見するのですが…
ニューヨークスタイルやハワイアンスタイルというのも、目にします。
多彩ですよね(笑)。
そして、そのエリアに行ったことがある方は憧れますよね。
家に憧れることはもちろん、街並みや暮らしに憧れる方も多いのではないでしょうか?
また、雑誌やネットで画像や映像を見て、憧れを持ったという方もいらっしゃることでしょう。
中には、とても輸入住宅には憧れるけど…
毎日帰る家としては、厳しいかも…と思われる方もいらっしゃるかもしれません(笑)
好みや価値観は、皆様それぞれ違うので仕方ないですね。
ちなみに、弊社では輸入住宅を手掛けているので、施工例のほとんどが輸入住宅になります。
下記写真はほんの一部ですが、弊社の輸入住宅の施工例です。
輸入住宅にも、各社特徴があります。
お客様がどの国の住宅を好まれているのか?
建築会社がどの国の輸入住宅を多く手掛けているのか?
徹底的に調べて、会社にお問い合わせ頂くといいと思います。
輸入住宅の設計思想について
上でも書きましたように、輸入住宅は多種多様です。
しかし、1点だけ私には共通点が見えます。
それは、外観の話になるのですが…
1階と2階の窓の大きさや位置、通りがしっかり揃っているということです。
弊社施工のフレンチスタイルのかわいい家です。
1階と2階の窓の大きさ、位置、通りが揃っていることが分かりますよね?
最初に掲載した、弊社施工の4枚の上の写真もご覧ください。
窓の大きさ、位置、通りが揃っていることが分かります。
そんなことか、と思うかもしれませんが…
実は、このことは家の間取りが関係してきますし、外観と間取り、内観をすべて同時に考える必要があるので、非常に頭を使います。
そして、静岡県浜松市と言えば…
日本で一番地震が来る地域と言われ…地震保険が日本一高い地域でもあるため…
耐震のことを考慮した上で設計しなければなりません。
耐震を考慮した設計をする重要なポイントは、1階と2階の柱の位置や壁の位置を可能な限り揃えることです。
理由は、柱や壁の位置を1階と2階で揃えることにより…
2階から1階へ力の伝達がスムーズにできて、建物に与える力を最小限にくいとめることができるからです。
整理をしますと…
・1階と2階で窓の大きさ、位置、通りを揃えること。
・外観と内観、間取りを同時に考えること。
・1階と2階の柱と壁の位置を可能な限り、揃えること。
上記のことを、同時進行で考える必要があります。
各国の輸入住宅の特徴について
輸入住宅には、各国で特徴があります。
それは、文化や風習、気候の違いによるところが建物には大きく関わってきます。
例えば、ハワイでは軒の出がとても深い家が多いです。
ハワイは、常夏の国です。
暑い日差しを遮るために、軒を深く(建物より大きく出している)しているのでしょう。
上記は一例ですが、各国で必ず特徴があります。
ちなみに、日本の家の特徴は気になりませんか?
日本の家の特徴とは?
日本の家にも、さまざまなスタイルの家があります。
ですので、ここではスタイルの話はしません。
スタイル以外に、どの住宅会社でも、ほぼ共通して行っていることがあるんです。
それは、日本では寒い冬と高温多湿の夏があるということ。
ここには、結露という問題が発生します。
多くの建築会社では、この結露を解消するために、通気工法という工法を採用しています。
通気工法とは、外壁面に縦に打たれている細い木のことです。
建築用語では、通気胴縁という言葉で言われています。
通気胴縁をアップでみるとこんな感じです。
通気胴縁は、弊社では厚みが20ミリ(2㎝)のものを採用しています。
この通気胴縁の上に、塗り壁の下地施工を施しています。
ですので、塗り壁と白いシートの間には、2㎝の空気の通り道ができるというわけです。
これが通気工法!!
輸入住宅でも、日本家屋でも、四季のある日本ではこの工法が多く採用されています。
理由は、結露を防ぎ、家を長持ちさせることにつきます。
逆を言えば、結露をさせてしまうと、家は長持ちしない。
結露した部分は、水分を含み、腐敗させてしまうからです。
結露は、家の大敵なのです。
輸入住宅のまとめ
輸入住宅は、その土地や風土に合わせて施工方法や構造を変えなければなりません。
例えば、海外では地震がありませんが、日本は地震大国です。
地震に耐えられるような、構造としなければなりません。
他にも、日本には四季があるため、結露が発生しやすくなります。
家を長持ちさせるには、結露がしない仕様や構造としなければなりません。
ただ、その地域の素材や材料を採用しているだけではダメなのです。
「輸入住宅とは?」のブログはいかがでしたでしょうか?
時々、コラムのような内容も今後少しずつ書いていこうと思います。
皆様のお役に少しでも立てたら幸いです。