Staff Blog

2025.11.13

住宅には不要で、アパートには必須な工事

こんにちは!

最近、夕暮れが早くて困っているエコーアートの袴田です(>_<)

暗くなるのが早いと、外での作業がある場合、時間を気にします。

時間に追われてしまい、いろいろ大変なんですよね。。。

これから冬至まで、夕暮れが本当に早いので、外作業の時は照明必須ですw

昨日のブログの内容は、夜10時過ぎまで外でゴソゴソしていた作業内容ですw

ご近所さんには、遅くまで頑張りますね~と言われまして。

音は出ないので、良かったのですけどね。







本日は、かわいいアパートのペールローズからお届けします。

過去のブログで、住宅とアパートは建物を建てるのは同じだけど

勝手が違うというお話をしました。

スポーツで例えるなら、サッカーとフットサルくらい。

テニスで言えば、シングルスとダブルスくらい違います。

同じじゃん。って思われる方も多いかもしれませんが…

サッカー選手はフットサルの選手と兼用はしていませんよね。

人数が違えば、コートの大きさやルールも違います。

テニスは、シングルスが強い選手がダブルスも強いかというと

そうではありません。

大学生くらいになると、団体戦でシングルスとダブルスを兼ねて出場する選手は

半々~7割くらいになるんでしょうかね。

それくらい別競技なんですよね。







タイトルにもありますように…

「住宅には不要で、アパートには必須な工事」というのがあります。

細かく言うとたくさんあるのですが、ブログでは1番大きなところをお伝えします。

アパートや共同住宅など複数のファミリーが住む建物には「界壁(かいへき)」と呼ばれる

壁が存在します。

簡単に言うと、1ファミリーの区画と1ファミリーの区画の間の壁のこと。

要は、お隣さんとの間の壁です( ゚Д゚)

ここは、火災が起きた場合、炎をお隣さんに届きにくくするために

所定の密度のグラスウールを入れて、石膏ボードを2枚張るという扱いをしなければいけません。

また、音を漏らさないという意味でも同じように、グラスウールと石膏ボードの施工の

取り決めがあります。







では、分かりやすく写真をアップしますね♪

この断熱材が入っている部分の壁が「界壁(かいへき)」と呼ばれる通りの壁。

この三角部分の下も界壁になるので、後に断熱材が入れられます。

この三角部分(今、断熱材が入っているところ)は、天井が張られてしまうと

天井点検口から覗かなければ見えないところになってしまうのをいいことに…

過去、大手アパートの建設会社(みなさんも知っているくらい知名度のある会社)が

界壁の三角部分の工事をせずに、大問題になったことがありました。

業界は違えど、同じ建築関係なのでそんなこともあるんだなーという感じでしたが

いざ、界壁工事をやると結構大変ですねw

こちらが石膏ボードを2枚張ったところです。

白い石膏ボードの切り口が2枚あるのがお分かり頂けると思います。







しかも、結構複雑で…他の法令的な絡みもあって

いろいろな箇所に複数の種類の断熱材を施工しなければいけません。

大工さんには、打ち合わせで説明して、さらに現場にはこんな張り紙もしてあります。

また、後で行政に言われても大丈夫なように、写真もたくさん撮っていますw







アパートですと、1つの建物に複数のファミリーが住むので、火器の場所が複数存在します。

住宅の場合は、火器の場所が1つです。

ですので、住宅には界壁は存在しないのです。

音の問題は、家族間でしたら…ね。

ご要望がありましたら、断熱材を入れますのでおっしゃってくださいね。

ちなみに、エコーアートではお風呂とトイレ周りの壁には

防音用のグラスウールを入れております。

ただ…これで音が「0」になるわけではないので…ご承知おきください。。。

2世帯住宅は、赤の他人で…というわけではないので、普通の住宅と同じ扱いになります。







こちらのかわいいアパートは、上棟して2週間が経過しました。

まだ、外の大工工事も残っていますが、着々と現場は進行中です。

先日、3年前に注文住宅をご建築頂いたお施主様からご連絡頂き

かわいいアパートめっちゃ楽しみにしています♪

とおっしゃって頂けました。

とても有難いお言葉で嬉しかったです(^0^)

さて、今年も残すところ、あと1か月半。

全力で駆け抜けたいと思います。

ブログも全力で書きたいと思いますw