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2020.01.05
工務店とハウスメーカーの違いとは?
工務店とハウスメーカーについて
皆様のお住まいのエリアには、恐らく工務店もハウスメーカーもあると思います。
そして、これに加えて設計事務所という選択肢もあると思います。
そう、日本広しと言えど、皆様が家を建てるとなると…
工務店・ハウスメーカー・設計事務所の3つの中から選ばなければなりません。
ただの3つの中からか…そう思われるかもしれません。
しかし、ハウスメーカーは全国的に見れば数百社くらいあります!!
上記は、ほんの一部のハウスメーカーです。
そして、工務店や設計事務所は、星の数ほどあります(笑)
ちなみに、弊社は静岡県浜松市にあるのですが…
浜松市だけでも、工務店は恐らく100~200社以上あります。
浜松市だけですよ!!
これが、静岡県西部地区だと?(浜松市は静岡県西部地区にあります。)
はたまた、静岡県全体だと?
とんでもない数の工務店があるのです!
設計事務所は、その名の通りなので…
このブログでは、工務店とハウスメーカーの違いについて書かせて頂きますね。
ちなみに、実は私、全国に支店があるハウスメーカーに在籍して、営業をしていたことがあります。
ですから、そちらの方面にも詳しいのです。
ちなみに訪問や売り込みはしませんので、ご安心くださいね。
正しくは、しないというより、訪問や売り込みはできません。
そこまでする時間があれば、今建築中のお客様の家をより良くするにはどうしようか?
そういうことを考えたいんです!
工務店である以上、やはり良い家、ご満足頂ける家を建てたいですから!
話が反れてしまいましたが…本題に話を戻しますね。
工務店とは?
工務店とは、各社それぞれの社長がコンセプトを持って経営しています。
どんな家を造るのか?
どんな想いで造っているのか?
どんな人達が造っているのか?
どんな打ち合わせをするのか?
会社の数だけ答えがあります。
どの工務店のコンセプトに共感できるのか?
よくご夫妻で話し合ってみてくださいね!
工務店同士の違いとは?
工務店同士の決定的な違いは、各工務店の社長が家について勉強しているか? です!
大地震が起こる度に、地震に強い家について解明されていきます。
新しい建材や材料なども出てきます。
デザインにも流行がありますし、それは外観や内観にも及びます。
私達からすると、お客様が何千万円も支払って建てる家です。
ご予算の兼ね合いも出てきますが、可能な限りよくさせて頂きたいという想いがあるのです。
工務店同士の違いは、その辺りをどのようにされているのか?だと思います。
あとは、家のテイストと価格…それに1番大切な「人間」でしょうか?
どこまで親身になって相談に乗ってくれるか?
どこまで、お客様の家のことを考えてくれるか?
はっきり言いますと、契約したら終わり…という会社や担当者がいるのも事実のようです。
残念ながら、インスタグラムでよく見かけます。
苦労されている方がいらっしゃって、一生に一度の家づくりなのに…と心を痛めてしまいます。
浜松市ではなく…インスタグラムなので社名も出ていなければ、住まわれている地域も分かりませんが。
工務店の建てる家のレベル
私が大々的にこの話を語れる人間ではありません。
ですが、自社ブログなので…今、業界内で言われている内容を書きたいと思います。
日本全体に星の数ほどある工務店の家のレベルは、ハウスメーカーには到底及びません。
世界的に見ても、日本の家のレベルはとても低い。
日本の住宅の平均寿命は、約30年なのです。
その多くの家は、工務店が建てた家ですし、今後も建て続けることになります。
ハウスメーカーの家は一定のレベルを保った家を建てていますが…
日本全国の工務店の家が、その平均値を下げてしまっています。
なんと、データ上で見ると省エネに関しては、韓国の家より劣っているというデータさえあります。
それくらい、各工務店の社長が勉強をされていないということが言われています。
ですので、家を建てる前にはお客様ご自身で必ず勉強をしてから望んだ方が良いのではないでしょうか?
静岡木の家ネットワークの存在
静岡木の家ネットワークと言う、静岡県西部地区を中心とした工務店グループがあります。
県西部地区の工務店が約50社程、加盟している、日本全国でも大きな工務店グループです。
全国的にも有名で、浜松市はこのグループがあるから、家づくりのレベルがとても高いと、他地域の工務店から言われているそうな…。
弊社は、そこに加盟しており、いろいろ勉強を重ねております。
静岡木の家ネットワークがあるから、勉強できる環境にいる…とても有難いことです。
大学の教授に講師としてお越し頂き、講義をして頂くことが結構あります。
そこで、耐震や省エネ等について学びます。
受講していなかったら知らないままだったな…と感じる内容が、実は結構あります。
講義を受けていて感じることは、 日本の工務店の社長が勉強をしていないというのは、こういうことを言うんだなということ…。
弊社としては、とても恵まれていると感じています。
工務店のまとめ
工務店のまとめとしては、建てる家としては各工務店でレベルに差があると言われています。
数値で表せるもの、表せないものもあります。
良さを見極めるには、やはり各工務店に出向き、話を聞くしかないでしょう。
人間関係については、先ほども述べたようにアットホーム感があり、きっと仲良くなりやすいですよ!
ハウスメーカーよりも温かみを持って、接してくれることは間違いありません。
そして、気になる家の価格については、各社バラバラです。
こちらは、出向いた際に担当者に確認してみることをお勧めします。
ハウスメーカーについて
先ほども申したように、私はハウスメーカーに属していたことがあります。
その観点からお話をさせて頂きますね。
まず、ハウスメーカーは必ず担当者が付きます。
営業は、住宅展示場などに行った際に、最初に接してくれた営業マンが、そのまま営業担当者になることがほとんどでした。
そして、完全分業制です。
営業、設計、コーディネーター、現場管理と各担当者が定められて、家づくりの進捗状況によって連絡を取り合う担当者が変わります。
例えば、工事が始まったら、連絡は現場監督がメインになると捕らえてください。
ただ、営業担当者がお客様と接している時間が1番長いので、営業担当者に全て言ってもOKです。
基本的に上司が出てくることはほとんどありません。
ただ、契約前の打ち合わせの際は、営業担当の上司が同席する場合があります。
契約を取りたいからですね(笑)
そして、契約後は多くの担当者と打ち合わせを進めることになります。
会社側としては、上手く進められるという点はありますが…
お客様側からすると、中には担当者と気が合わず、話が進まない、なんて話もありました。
ただ、各担当者が専門的な知識があるので、その点は工務店に比べると良いのかもしれません。
工務店のレベルにもよってしまうのですが…。
ハウスメーカーは訪問に来るか?
私がハウスメーカーにいた頃は、訪問していました。
今は工務店なので訪問しないので、ご安心くださいね!!
昨年、弊社にお越し頂いたお客様にお聞きしたのですが…
弊社にお越し頂く、数ヶ月前にハウスメーカーに資料請求をしたとのこと。
それから、数日後、営業の方が訪問に来られたそうです。
その方は、居留守を使ったそうですが、ポストに資料と名刺が入っていたとのこと。
それから数日後、また営業さんが来られたそう。
そのお客様は再び居留守を使ったそうです。
同じことが何度か繰り返されて…とても怖い想いをされたとのことでした。
今でも、こんなことがあるんだなぁと思いました。
実際にあった話です。まだ、訪問されているハウスメーカーさんはあるということです。
ハウスメーカーの家のレベル
一言で言うと、一級品です。
有名なハウスメーカさん程、一級品です!
品質を確保するため、ほとんどの工程を工場で機械が行ってしまいます。
あとは、現場で組み立てるだけ!!
昔ながらの日本の伝統工法が…こんなこと関係ないですね。
でも、職人さんの腕に左右されないのは事実ですし、一定の品質も確保できる。
雨のことも考えられているので、家が塗れてしまうことも少ない。
合理的な施工方法です!
工務店とは、全くもって異なる施工方法です。
よく、「空飛ぶ部屋」なんてネット上では言われていますよ。
you tubeで「空飛ぶ家or部屋」が見れるかもしれません!
ハウスメーカーの打ち合わせ
工務店もハウスメーカーも契約前も契約後も仕様決めなど打ち合わせを行います。
工務店の場合、打ち合わせ時期や内容は各社異なります。
ここでは、ハウスメーカーの打ち合わせについてご説明します!
まず、間取りと外観のご提案とそれに基づいた資金計画書(家に掛かるお金等)の提示を確認して、契約します。
各社、標準仕様があるので、それを目安に家の金額を提示されます。
家の契約って、もっと練った上でするのかと思いきや、これだけで契約するのです。
仕様打ち合わせは、契約後に行われます。
そして、契約後の打ち合わせは、ほとんどの方が全部で5回で終わります。
??
数千万もする家がたったの5回で終わってしまうのです。
厳密に言えば、5回目は全ての最終確認なので、4回目には全て決め終わってしまっているでしょう。
これが現実…もし本当?
と思われた方は、ハウスメーカーで建てたご友人に聞いてみてくださいね!
ハウスメーカーの家の設計は?
基本的に、そのエリアの設計担当者が設計します。
例えば、全国に支店のあるハウスメーカーでも、お客様が浜松市の住宅展示場に行ったら、浜松市の支店もしくは営業所にて対応します。
各ハウスメーカーによって、綿密な設計ルールがあることもお話しておきます。
そのルールを基にお客様にご提案する流れですね。
そして、決定した間取り図を本社に送って、詳細な構造図等を作成する…こんな流れのハウスメーカーが多いのではないでしょうか。
そして、着工前の構造図やそれ以外の図面をまとめるのは、入社1~5年目までの設計士の卵達です!!
設計は下積みの時間が長く、お客様の前に出るまでには数年間掛かります。
大変な職種ですが、自身が考えた家がそこに建つわけですから、当たり前と言えば当たり前ですよね。
ハウスメーカーの設計は、このような形で行われていきます。
工務店の設計はルールがない分、その会社の考え方に属する部分は大きいですが…
ハウスメーカーの家は、地震に対して、断熱に対して等、明確に示されているので安心した家に住めるのではないかと考えます。
ちなみに、弊社は静岡県浜松市という日本で一番大地震が来ると言われている地域にあるため、設計ルールを定めています。
浜松市は日本で一番地震保険が高いエリアですので、何よりも地震に強い家を造るのが、優先順位として一番になってきますから。
ハウスメーカの現場管理
ハウスメーカーの現場監督は、1人当たり常時5~7物件ほど現場の管理をしています。
それだけの現場を1人で発注から手配、確認までできる人はなかなかいません。
ですから、ハウスメーカーの下請けの工務店が間に入って、現場管理をしています。
ちなみに、ここで言う下請け工務店とは、弊社のような工務店のことです。
弊社では、ハウスメーカーの物件の管理は行っていませんが…
知り合いの工務店さんでは、自社物件とハウスメーカーの下請け物件を同時にこなしている会社もあります。
下請けの工務店が発注や段取り、施工チェックまで行います。
さらにその後、ハウスメーカーの現場監督がチェックをする流れになっていることが多いと思います。
何人もの人が、チェックするので漏れはないことがほとんどありません。
では、チェックは何を基に行われているのか?
それは、各ハウスメーカーごとに、とても分厚い本で施工仕様書があり、それに基づいて施工が行われているのです。
工務店よりも、ハウスメーカーの方がチェック体制が整っていますし、不備がない建物は、やはり工務店よりもハウスメーカーの家と言わざるを得ません。
やはり、大手メーカーの施工体制はしっかりしていますね。
ハウスメーカーのまとめ
やはり、工務店とハウスメーカーでしたら、どちらがしっかりしているか?と聞かれれば…
家の品質等に関しては、私は、ハウスメーカーと答えます。
しかし、工務店の中にはとてもしっかりした会社があるのもまた事実。
一概には言い切れません。
そして、私の感覚ですが…ハウスメーカーは一種のブランドだと思います。
「うちは○○ハウスで建てたんだー。」と友達に自慢できちゃいますもんね(笑)
しかし、こんなデメリットも。。。
ハウスメーカーは間にいろいろな業者を挟むので、何か1つの工事をやるとなると、高く費用が掛かります。
同じ工事をするのに、工務店に頼むのとハウスメーカーに頼むのでは、2倍程金額が違うことが、よくあります。
上記のようなことから、絶対的な安心やブランドがハウスメーカーの大きなポイントであると私は思います。
もっと深くお知りになりたい場合は、弊社の家づくり相談会にてお話します。
ご興味を持ってくださった方は、ぜひご参加ください。