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2025.10.31
熱橋(ねっきょう)
こんにちは!
ハロウィンのことを何もしていないエコーアートの袴田です(>_<)

理由は…10/29(水)、30(木)と上棟だったから。
忙しすぎてね。
すいません…嘘つきました。。。
ハロウィン的なこと、僕1回もやったことありません(>_<)
お菓子とかトリックオアトリートとか仮装とか。。。
来年は…どうでしょうかw
昨日と一昨日は、かわいいアパート・ペールローズの上棟でした!
上棟の際に、僕は朝7時頃~最後(僕が現場から帰るのが1番最後です(>_<))まで現場にいます。
そんな僕ですが、上棟の時に役割がいくつかあります!
本日は、そのうちの1つをご紹介します。
まずは、こちらをご覧ください。

丸く掘ってある穴に金物が付いているのがお分かり頂けるでしょうか?
こちらは、羽子板ボルトという特殊な形状をしている金物になりまして…
羽子板ボルトは、梁材と梁材を緊結している金物になります。
写真を撮っている側が外になり、写真の奥側は室内になるわけです。
このまま、施工を進めてしまうとここが「熱橋(ねっきょう)」になり、冷たい冷気が
金物を伝って天井裏に入り込むことになってしまいます。
家の高性能化が進み、断熱の程度を数値(Ua値)で表せるようになりました。
現在は、Ua値を各社で競り合っているような状況ですw
ただ…この熱橋になる部分はUa値には含まれていません。
この部分は、家の工法によっては羽子板ボルトのような金物を使わない工法もあるため
この部分は断熱計算には入れられていないのが現状です。
断熱の数値(Ua値)通りの性能値の家とするには、羽子板ボルトの部分は
下記写真のように処置する必要があります。

この穴に向けて、ウレタンを吹き込むのです!
吹き込み後は下記写真の通りになります。

生クリームみたいな仕上がりw
室内側から羽子板ボルトに向けて、ウレタンを吹き付ける方法もありますが…
外からの熱は金物には伝わってしまっているので、可能であるならば
金物に熱を伝える前に、熱をシャットアウトできるのがベストです。
ということで、エコーアートでは上棟時に全箇所の羽子板ボルトの熱橋部分を
発泡ウレタンで埋めています!
これを行うことにより、計算した性能値通りの家になるわけです。
逆を言えば、計算値は良くても計算値よりも悪い性能の家が存在するのも事実なのです。
ここばかりは、住宅会社の施工の判断になってしまうのですけど。。。
他にも、上棟時の僕のやるべきことはありまして…
次回以降のブログで書いていきたいと思います。

こちらは、ペールローズの上棟初日が終わった状態。
発泡ウレタンで埋めた羽子板のボルトの穴がかすかに見えますねw
この穴、結構数があるので埋め回るのに時間がかかるんですよ!
毎回上棟の時には、間違いなくやってしまうんですけどね♪
では、次回のブログもお楽しみに~!