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2024.01.29
地盤調査はどの深さまでやるのか?
こんにちは!
昼間暑くて、車の中で冷房入れて
外では普通の作業着でゴソゴソして1日を過ごした
エコーアートの袴田です(^0^)
いや~本当に1月とは思えませんね。
1月に冷房をかけるとは…これも環境破壊のせいなのか?
家も冷暖房を多用すると、二酸化炭素を排出するため
環境破壊に繋がってしまいます。
できる限り、断熱性能・気密性能に優れた家が
これからの時代に建てるべき家になってくると有識者が言っていますが…
もうその通りですね。
ただ、数値やスペックの競争になるのは違うと思うので
家のお好みやデザイン、機能性とうまく両立させて欲しい…
というのが僕の気持ち。
さて、先日は春先に着工するお宅の地盤調査を行いました♪
今日は、その様子をブログに書きながら、こんなことも…
みたいな内容の解説をしていきたいと思います。
最後まで、読んでね~(^0^)
では、まずは地盤調査の様子から、どうぞ。
まずは、地盤調査をするポイントを出すために、寸法を測ります。
地盤調査をするポイントは、建物の4隅と真ん中の計5カ所。
上の写真は、スチールテープを2つ使い
対角を出しているところ。
得意の「三平方の定理」を用いると、建物の4隅がすぐに出ますよ!
中学生の数学で習ったはず…(笑)
こちらが、地盤調査中の写真♪
白い矢印が、直径3cmの杭になります。
この杭に100kgの荷重をかけて、地盤データを取っていくのです。
この杭が何mも入っていくんですが…
この調査員の方は、何mの深さまで杭が入ると思っているのでしょうか。
永遠に打ち込んでいったら…いつまでも地盤調査が終わりません(笑)
実は、地盤屋さんの中で、過去の地盤調査のデータを共有していて
近隣データなるものがあります。
近隣データを事前に見て、地盤の固い層がどの辺りにあるのか?
何m下にあるのか、見当を付けてきているのです!
こちらのお宅は、概略見当通りだったと調査員の方が言っておりました。
こちらのお宅は、現状から1m地面を盛り土する計画中です。
1m地面を上げるというと…ガッツリ擁壁と呼ばれるコンクリートの壁を
造らなければなりません。
擁壁とは、上の写真の白い矢印の壁のこと。
見たことがある方も多いのではないでしょうか。
これがまた、高いのですよ。。。
ただ、浸水のことを考えると…地面は高くしておいた方が
間違いありませんからね。
上の2枚の写真の黄色の糸の線上に擁壁が造られるのですが…
こちらのお宅は、擁壁下も地盤改良を検討しています。
擁壁も実は重みがとてもあるので…軟弱地盤の際は
必ず検討する必要がありますね。
1m地面を高くすると言っても、擁壁が土で隠れる部分も考慮すると…
擁壁の高さは、1.55mにまでなってしまうのです(>_<)
それは、重たいですよね~。。。
ちなみに、この擁壁箇所も地盤調査を行いました。
地盤調査の結果は、厳しいものになってしまいました。
しかし、一生に一度の高価な買い物なので
住んだ後のリスクを減らし、安全に暮らして頂くためには
やらなければいけないこともあります。
インスタグラムや完成見学会で家を見るといいなぁ~と
感じられる方がほとんどだと思いますが…
着工する前に、地盤のことや境界のことなど把握しておくことや
準備することが山ほどあります(笑)
1つ1つクリアして、完成まで進めていく。
どのお宅にも家づくりのヒストリーがあり
僕の中で、全てのお宅のヒストリーはずっと残っているのですよ♪