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2022.06.20
家づくりのパートナー選び
こんにちは。エコーアートの袴田孝枝と申します。
お客様から「家づくりの資料お申込み」があると、いつも私が資料を揃えて郵送させて頂いております。
お客様サポート担当として、早いもので26年以上が経ちました。
長年、家づくりを間近で見詰めてきたからこそ、分かることがあります。
接してきた中には、弊社のお客様となった方もいらっしゃれば、残念ながら他社様を選んだ方も、もちらんいらっしゃいました。この間、接してきたお客様は、一体何人いらっしゃったでしょう。数え切れません。
今日は、そんな長い期間やってきた「お客様サポート担当」の様々な経験の中から、どうやって家づくりのパートナーを選んだらよいのか、というお話をさせて頂きますね。 これから家づくりをされるお客様の参考になれば幸いです。
人の気分は、時の流れと共に変わる
人は、その時々で気分が変わる。そういう生き物ですよね。
だから当然のことながら、悩みも心配事も、不安も疑問に思うこともその時々で変化していきます。
たとえば・・・
・漠然と「家を建てようかな」と考え始めた時
・どこの銀行に相談に行こうかなと迷っている時
・土地を探している時
・間取りを真剣に考えている時
・住宅会社選びで行き詰った時
・床の材料を選んでいる時
・キッチンをどれにしようかと悩んでいる時
・家が完成間近で、火災保険をどこの保険会社にしようか迷っている時
・引っ越しの日が迫り、荷物のまとめに苦労している時
・引っ越して何ヵ月か経ち、家の中が片付かなくなってきた時 など
時の流れと共に、人の悩みもまた、流れていきます。
では、「理想的な家づくりのパートナー」とは・・・?一体、どんな人?
それは・・・・・
変化するお客様の気持ちに寄り添い、その時々で適切なアドバイスが出来たり、解決方法を導いてくれる人。
誰に聞けば解決できるのかを知っていること。
専門分野を一人で網羅するのは、不可能なことですから・・・。
どうやって家づくりのパートナーを探すのか?
では、どうしたら自分にとって最良の家づくりパートナーを探すことができるのでしょうか?
「この会社が理想の家を造ってくれそうだな」と感じている住宅会社にコンタクトを取り、予約して担当者に会い、家づくりの相談が始まったらひたすら担当者の対応を見ること、見詰めることです。
大きな視点、広い視野、高い視点で。【俯瞰力(ふかんりょく)といいます。】
そこに至るまでのちょっとしたところに、「自分が信頼できる人なのか、出来ない人なのか」ヒントがいっぱい見えているはず。
それを見逃さず、判断材料としてください。
判断基準は「自分」です。
自分がこれまでの人生で培ってきた感覚が頼りです。
大切な家族が一生住む家だからこそ、「家づくりのパートナー選び」に時間を掛けるべき。
それは結婚相手を探すのと似ていますね。
結婚相手を決める時は、どうでしたか?
気分もあるかもしれませんが、「本当に、この人でいいだろうか?」と冷静に考えたことも、一度や二度ではなかったはず。
一番のポイントは、「どんな時も自分の立場に立って物事を見詰め、判断してくれる人であるかどうか」です。
住宅会社の営業マンであれば、今現在担当しているお客様は、何組かあるはず…。
同時進行で、いろいろなお客様と接していることが考えられます。
そんな中、どのお客様も大切にしているかどうか。どうすればわかるでしょうか?あくまでも、自分達を、だけでなく「どのお客様も」という視点です。
その時こそ、今まで培った自分の判断基準が役立つとき。
住宅会社を選ぶ時は、外観・間取り・価格・耐震・性能・デザイン・仕様など、いろいろな点を考慮しなければならないと思いますが、忘れてはならないのが「何処で建てるか」と同時に、先程からお伝えしているように「誰に頼むか」ということです。
家を建てたお友達に、どうやって家づくりのパートナーを決めたのか、聞いてみるといいでしょう。
おそらく「何となく、いいと思った」という方が多いと思います。
限られた人生の時間の中で、自分達家族が一生住む家を形にする訳です。ずっと住宅ローンを払っていくことも考慮してみたとしても、人を選ぶのは結構ハードルが高いのかも。
「何となく、いいと思った」というのは極めて曖昧な感じがしますが、それが正直なところかもしれません。
それは、直感に従っているからです。
または、第一印象でしょうか。
あながち、間違いではないと思います。
「相似象」であるからこそ
「相似象【そうじしょう】」という言葉をご存じですか?
【相似とは、一方の形・性質が、他方のそれの丸写しのように、互いに似ていること】ほら、小学校の算数で三角形の相似って、習いましたよね。
ある一部分を観れば、全体もまた、推し量れるというもの。
もしも、それまでの対応で気になることがあれば、これからも気になることは出てくると思われます。
とても嫌なことだと感じていたならば、この時点で選ぶのをやめておいた方がよさそうですね。時間の無駄になりそうです。断る場合はお互いのためにも、ダメだと感じた時点で断わってくださいね。
逆に、何事もなくスンナリきたなら、見落としが無い限り、最後までスンナリいけそうな気がします。
「相性」も、大切!
あと、「相性」もあります。
これこそ、結婚相手に求めるようなこと。
最初から相性がよくないことがわかれば、やめておいた方がよいと思われます。
決めるのは、「自分」です。
決めた結果よくなかった時も、「選んだのは自分だった」ことを忘れず、自分で責任をとっていく、そんな姿勢が大切かもしれません。
家づくりのパートナーを選んだら、
あとは思いっきり、家づくりを楽しんでください。
苦しいこと・辛いことも、ひょっとしてあるかもしれません。
時にはご夫妻で、言い争うことも、なきにしもあらず。
でもね、ずっと後から見ると、それも大切な思い出です。
是非、家づくりの荒波も小波も、ご夫妻で手を携えて乗り越えてください。
私共では、打ち合わせの最初によく「何のために家を建てますか?」ということをお聞きします。
多くの方が「家族のため」とお答えになられます。
そして、「もし独身だったら家を建てますか?」とお聞きします。
すると多くの方は「独りだったら、家は建てない」とおっしゃることがほとんど。
なぜこんなことを聞くかといえば・・・
それはひとえに、「家族のための家づくり」だということを思い起こして欲しいから。
そうでないと、家づくりの大波小波は乗り切れないと思うから。
家族のためだと思えば、少しくらいの波は乗り越えていけるというもの。
「このドアの色を決める時、ひと悶着あったなぁ」
「このタイルは色を迷ったけど、結果これにしてよかったわ~」
「子供室の壁を決める時〇歳だった子も、ずい分成長したよな~」
「引き渡しの時、植樹した樹も、こんなに大きくなったんだなぁ」
家の内外の様々なものに家づくりの時の思いがあって、目にする度に思い起こされる・・・。
その時、一緒に思い出されるのが、家づくりのパートナーの顔かもしれません。
だから、「相性」のいい人を選んでくださいね。
「思い出すのもイヤ」な人だったら、毎日が苦痛になる予感がしませんか?
大切なのは、住み始めてからのこと
本当に大切なことは、住み始めてからのこと・・・誰もが分かっているようでいて実のところハッキリとせず、ベールに包まれているように感じるかもしれません。
家づくりの前は、住んだあとのことには思いが及びません。まだその家での暮らしを経験していないのだから、無理からぬこと。
ただ、何となくの予測はつきますね。なぜなら、新居での生活は全く別物ではなく、引っ越す以前からの継続であることに変わりはないからです。
「アフターメンテナンス」はもちろんですが、「暮らし方のアドバイス」という点ではどうでしょう?
弊社でもまだ、これからの分野ですが、
担当者に「暮らし方のアドバイスで、何か提案はありますか?」と聞いてみるとよいでしょう。
ご参考までに弊社では、「整理収納アドバイザー1級」と「やましたひでこ公認断捨離®トレーナー」の資格を併せ持つ者が、お客様のご希望があれば暮らし方のアドバイスをご提案させて頂きます。
モノが溢れる現代社会で、いかにスッキリ、美しく自分の空間をコーディネイトしていったらよいか、お客様に寄り添ってまいりたいと考えています。
家づくりのパートナー選び・・・生涯に渡っておつきあいしていくとなると、まるで親戚のとうな感じですね。
是非、あなたの一生をかけておつきあいしていくパートナーを、あなた自身の目で選んでください。