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2023.05.26
構造用面材
こんにちは!
台風が西に進んで喜んでいたら
日本に近づくかもしれない上に
来週は全て雨マークで…撃沈な気分の
エコーアートの袴田です(>_<)
来週、全て雨マークなので、大工さんは
現場の雨仕舞のため、日曜日出勤が確定したそうです(‘◇’)ゞ
僕も、週末は明日の午前中以外は打ち合わせがあるけれど、
明け方から現場に直行予定。。。
これだから、雨とか台風は嫌い(-_-)
完全に振り回されるから。
雨と台風の愚痴はこの辺りにして
本日は、上棟後5日の磐田市の注文住宅の現場から。
「構造用面材について」の「現場ブログ」を
お届けします!
まず、構造用面材とは何か?
からお話しますね。
ここ、結構大事です(^0^)
まず、上棟当日の夕方の現場の様子!
柱や梁が、まだ見える状態。
こちらが本日の状態。
壁に板状のものが張られていますね!
これが「構造用面材」。
耐震における構造計算をする上で、この壁の有無は
構造計算に大きな影響を及ぼすもの。
ちなみに、建売住宅やローコスト住宅と言われる住宅には
この「構造用面材」が張られていないケースがほとんど。
ある程度の価格の注文住宅でさえ、「構造用面材」を
張っていない住宅会社もあったりします(>_<)
張らなくても耐震等級3が取れるけど…
建物のバランスに大きな影響が出そうかな。。。
今日は、この構造用面材にスポットを当ててみます!
構造用面材には、いろいろな種類のものがありますが…
エコーアートでは「ハイベストウッド」という
構造用面材を採用しています!
↑これが「ハイベストウッド」です。
ハイベストウッドに何か書いてありますね。
うーん、細かくたくさん書いてある。。。
ここでは、エコーアートの仕様で話をしますね!
エコーアートでは、大臣認定仕様の壁倍率2.5倍で
構造計算をしています。
大臣認定仕様とは、ハイベストウッドが個別で
国土交通大臣の認定を取得した仕様ということ。
所定の強度が発揮される仕様は
軸組み壁倍率2.5倍だと、N50釘or CN50釘を
外周部100mm間隔、中間部200mm間隔で
釘打ちしなさいという施工マニュアルのようなもの。
分かりにくいので、写真で見てみましょう♪
まず、仕様している釘がN50⁼5cmのN釘。
こちらは、1本1本がバラけているN50釘。
50の刻印もあったりします♪
よくご覧頂くと、黒い釘頭が見えると思います。
黒い釘=N50釘。
外周部=10cm、中間部(真ん中通り)=20cmに
施工されているのがお分かり頂けるでしょうか?
本日は、耐力壁である箇所のハイベストウッドの
施工が完了したとのことで、釘ピッチを全数チェック
してきたのです♪
家の構造用面材、全ての釘ピッチを確認しました!
これだけ、釘の本数があるので…
釘ピッチが際どい箇所が何カ所かありましたが
打ち増しして釘ピッチを外周部10cm以下
中間部20cm以下に。
全数チェックも2時間ほど時間をかけて、無事完了♪
↑の写真にあります「構造用面材」は窓部分で
開口があります。
開口には、窓がきます!
この場合、耐力壁には含まずに構造計算されるので
本当は、所定の釘ピッチを守らなくても問題ありませんが…
エコーアートでは、構造計算に余力を残すため
安全側に働くように、窓上下は所定の釘ピッチで施工します!
最後は、こちら!
面材と面材の間は、最低でも2mmは
隙間をあけなさいとの記載。
こちらもOKです!
構造用面材によって、施工マニュアルが
細かく定められています!
ただ張るだけでは、構造計算で得られた力が
発揮されません。
何事もそうですが、ルールを守ることが良い暮らしへと
繋がっていくと思います。
会社にも、社会にもルールがありますもんね。
雨や台風にも、しっかりとしたルールが
あれば、みんなもっと過ごしやすくなる
と思うのですが…。。。
自然は、ルール無視の気分屋みたいなもんですね(笑)